住宅展示場で、この住宅は全室暖房ですよ、とうたっているモデルハウスがあったならば、ひと冬の暖房費がどのくらいかかるか聞いてみてください。はっきり答えられなかったり、いままでの住宅よりはるかに大きい数字が返ってきたら、それは名ばかりの高断熱・高気密住宅です。室温が二五での状態でも、気流が生じて少しでも風を感じれば肌寒く感じますし、日射熱が不足していても、室温のわりに暖かさを感じにくいものです。湿度についていいますと、同じ気温でも湿度が低ければ涼しく感じ、湿度が高ければむっとした暑さを感じます。暖にW設備を考えるときには、私の家のようにFFストーブ一台でがんばるのか、パネルピークや蓄熱式、七気暖房器などで熱源を各居室に分散し、全体的に均一な暖房をしたいのかを、あらかじめ明確にする必要があります。電気代や灯油の消費量などランニングコストもよく計算したうえで最適な暖房設備を選定するのです。
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